名古屋芸術大学を選んだ理由は?
高校時代は美術部で、デザイン系の学部に進学するつもりだったのですが、たまたま名芸に文芸・ライティングコースが新設されることを知って。 文章の読み書きは好きだったし、まだ実績のないコースで第一期生として学ぶのも楽しそうだと思って、方向転換しました。
このコースでは、小説やエッセイ、俳句、戯曲や脚本など、さまざまな文章表現を用いた作品を創作します。 さらに文章をアウトプットするだけでなく、インプットのためにコースの予算で自由に本を購入し、自分だけの本棚を作ることもできるんです。 本棚を振り返ると、自分の思考や内面の変化を客観的に理解でき、とても面白いです。
いま興味があることや、ハマッていることは?
高校までは小説ばかり読んでいて、俳句やエッセイを嗜むことがなかったんです。 だから、短いセンテンスで伝えることや、音を優先した言葉の選び方など、とても新鮮に感じています。
将来の夢や目標はなんですか?
ゲームが好きなので、ゲームメーカーに就職して、シナリオやシステムを創作するプランナーとして活躍したいと思っています。 大学で培った表現力を発揮して、ストーリーが緻密に作り込まれたゲームを世に送り出すのが夢です。
尊敬しているアーティストはいますか?
選択肢が多すぎて絞りきれないのですが、今イチ押しなのはカレー沢薫先生。 エッセイ漫画を書く作家さんで、絵も文字も決してキレイとは言えないんだけど(笑)、セリフがキレキレで、比喩表現が独特で、とにかく面白いんです。
この大学をめざしている後輩にメッセージを!
名芸は、自分が作りたいものにじっくり取り組める環境が魅力だと思います。 そして、愛知県にある芸術大学の中で、デザインについてここまで細分化されている大学はなかなかありません。
他のコースと一緒に学ぶ機会もあって、例えば絵本を制作する課題では、私が文章を担当し、イラストやビジュアル、メディアの学生と協力してつくり上げました。 知識や考え方、価値観が異なる友達ができることで、自分の世界がどんどん広がっていくのが楽しいですよ!