実験的に

いろいろな手法を

探りながら、

焼き物で

自分を表現。

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PEOPLE042
吉野 英恵HANAE YOSHINO
芸術学部 芸術学科
美術領域
アートクリエイターコース(陶芸)

愛知県出身
Q

名古屋芸術大学を選んだ理由は?

陶芸やガラスを学べる環境や
設備が整っていたから。

オープンキャンパスで名芸を訪れた際、ガラスや陶芸の体験がとても楽しくて。 高校はデザイン科だったのですが、伝える相手がいて成り立つデザインよりも、自分を表現する作品づくりがしたいという気持ちが芽生えました。

1年次のファンデーションでガラスや陶芸、版画、日本画など、さまざまな分野を体験。 ガラスにも興味があったけれど、最終的に陶芸専攻に進みました。 自分の手で直接土にふれられる陶芸なら、自分の想いや考えをより作品に込められると感じたからです。

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Q

いま興味があることや、ハマッていることは?

焼き物。 土と組み合わせる素材を探るのが楽しい。

毛糸だったり、ネイルラッカーだったり、溶かしたクレヨンやビー玉だったり。 土と組み合わせることでユニークな表現が生まれる素材を探し、実験的に焼き物を作っています。 窯の中で焼いている間に素材が変化したり、釉薬が溶けたり。 自分の想像を超えた作品ができあがるのが、すごく楽しいんです。

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Q

将来の夢や目標はなんですか?

小さくてもいいから、いつか自分の工房を開きたい。

卒業後はどんな形でもいいから、焼き物の仕事に携わりたい。 そして作家としての活動も続け、個展やマーケットなどにも出展してみたいと思っています。 将来の夢は、自分の工房を持つこと。 そのために、大学では自分にしかできない表現方法を見出したいです。

Q

尊敬しているアーティストはいますか?

陶芸クラスの中田ナオト先生。
作家としても先生としても尊敬しています。

美術領域の准教授でありながら、精力的に個展やグループ展で作品を発表している中田先生。 私が自主制作の作品に打ち込んでいる時、地道な努力や苦労をきちんと見ていてくれて、「いい作品になったね」と褒めてくれたんです。 自分の努力を理解してくれる人に認めてもらえたのが、すごくうれしかった。 「先生ってすごい」って思いました。

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Q

この大学をめざしている後輩にメッセージを!

どこまで深く、広く学べるかは、自分の姿勢次第です!

1年の時は、芸大にいればおのずといろいろな知識を吸収できると思っていました。 でも、そうじゃなかった。 自分の学ぶ姿勢によって、どれだけ成長できるかが変わってくるんです。
例えば大学の外でも、電車から見える風景や、足元に落ちている小石に意識を向けてみる。 目に見える範囲だけでなく、視野を広げていろいろなモノに目を向けてみる。 何からでも学ぼうという意欲があれば、より深く掘り下げることができるし、学ぶ内容も増えていくと感じています。