名古屋芸術大学を選んだ理由は?
名芸は自宅から近く、中高生の頃から一般向けに開催されている音楽講習会に通っていたんです。 そこで初めて、録音や編集ができるDAWソフトに出会い、パソコンで楽曲制作するDTMの魅力に目覚めました。 幼い頃からピアノを習ってきた僕にとって、名芸はクラシック以外の幅広い音楽にふれられる身近な場所だったんです。
現在は、DTMを中心とした幅広い音楽ジャンルの作曲技術を学んでいます。 最も注力しているのは、年に1度のカレイドスコープ。 自作曲を発表でき、プロの管弦奏者の方に生演奏をしてもらえる貴重なチャンスなんです。
いま興味があることや、ハマッていることは?
大学の近くにある鉄塔を、同じ構図で日付や時間を変えて撮り続けています。 鉄塔そのものは変化しない(はず)ですが、太陽や月の位置、天候や気候、自身の体調によって、色合いや輪郭が違って見えます。 変化しない対象物と対峙することで、鉄塔以外の変化、例えば自分自身の状態に気づくことができるんです。
将来の夢や目標はなんですか?
作曲はもちろんプログラミングも好きなので、両方のスキルを発揮できる仕事に就けたらと思っています。 例えば、ゲームのサウンドプログラミング。 プレイヤーの操作に応じて音を変化させる、インタラクティブな音楽制作に興味があります。
音楽×ゲーム、音楽×映像など、異なる分野のメディアを絡めた仕事に携わることが目標です。
尊敬しているアーティストはいますか?
ロンドン出身の作曲家&マルチプレイヤー、Jacob Collier(ジェイコブ・コリアー)。 彼の音楽は超人的な技術がふんだんに使われつつも、音楽表現の本質は技術ではないことを証明しています。 エンタメとしての魅せ方もすばらしく、僕に生きるエネルギーやインスピレーションを与えてくれる神のような存在です。
この大学をめざしている後輩にメッセージを!
名芸に限りませんが、大学を選ぶ際は実際に足を運び、その場の空気にふれ、自分の目で先生や学生たちを見て、じっくり選択してほしいと思っています。 なぜなら大学は、人生最後の学びの空間であり、共通のモラトリアム仲間と出会える最後の機会になる可能性があるから。 これから進学するみなさんも、自分に合った大学を出会えることを心から願っています!