名古屋芸術大学を選んだ理由は?
自動車の板金塗装を手がける祖父の影響で、幼い頃からいろんなクルマにふれる機会が多かったんです。 祖父が手間をかけて手入れをしている姿を見て、いつからか「修理しやすいクルマが作れたらいいなぁ」と思うようになりました。
四国出身の私が名芸を選んだのは、愛知県は自動車産業が盛んで、普段の生活の中でも学べることがあると思ったから。 もともとカーデザインコース一択で入学しましたが、1年次のファンデーションで平面から立体まで幅広いデザインの基礎を学べる点もよかったです。
いま興味があることや、ハマッていることは?
大学生になってから目覚めた美術館めぐり。 立体造形やイラスト、インダストリアルデザインなど、気になる企画展があれば、東京や金沢だって足を延ばします。 作品を眺めていると、アイデアがたくさん浮かんでくるのが楽しい!
将来の夢や目標はなんですか?
CMFデザイナーとは、自動車の素材やカラーを専門とするデザイナーのこと。 同じ車種でも、CMFのバリエーションを増やすことで、トレンドを取り入れたり、新しい価値を生み出すことができる。 そんな仕事に魅力を感じています。
尊敬しているアーティストはいますか?
『POPEYE』などの雑誌や広告、カフェとのコラボなど、イラストレーターとして幅広く活動されている長場さん。 すごくシンプルなタッチなのに、表情や仕草が伝わってくるのが魅力的なんです。 作品集やグッズを集めたり、インスタを日々チェックしています。
この大学をめざしている後輩にメッセージを!
名芸は、明確な夢や目標を持っていなくても、「ただ絵を描くことが好き」「作ることが好き」という人を受け入れてくれる大学です。 そして、自分の個性を引き出してくれます。 私がCMFデザイナーをめざすようになったのも、課題制作の際、私が素材やカラーにこだわっているのを見ていた先生から、「こういう道もあるよ」と教えてもらったのがきっかけ。
やりたことが見つかったら、たくさんの人がサポートしてくれる。 そして、自由に作品制作に打ち込めて、きちんと評価してもらえる。 本当に素敵な大学だと思っています。