名古屋芸術大学を選んだ理由は?
高校2年の時、いま私が師事している柏田先生の門下の方に指導していただく機会があって。 「柏田先生のもとで、チューバを極めてみたい」という気持ちが高まり、名芸に進学しました。
大学では、楽譜に書かれていることを忠実に再現するのはもちろん、自分ならではの演奏方法を探究しています。 ひとつの曲に対して、自分は何を伝えたいのか。 どう表現するのか。 そのために足りない技術は何か。 エチュード1曲でも、自分自身で深く突き詰めて音に反映させています。 音域の広さや指回し、譜面の初見力など、技術的にも進歩しました。
いま興味があることや、ハマッていることは?
高校時代、誕生日に友達がプリンタワーを作ってくれたほど、自他ともに認めるプリン好き。 永遠の定番は、なめらかプリンが有名な「パステル」。 あと最近では「ケーニヒスクローネ」のプリンパフェに夢中です。
将来の夢や目標はなんですか?
名芸の先輩に誘われて、金管五重奏のアンサンブルグループで活動しています。 本番を迎えるたび、その場限りの空気や雰囲気、メンバーの熱量を感じられるのが大好き。 私には先生になりたいという夢があって、大学でも中学・高校の音楽教諭になるための教職課程を履修しています。 舞台でしか味わえない喜びや感動を子どもたちに伝えていきたいです。
尊敬しているアーティストはいますか?
フィラデルフィア管弦楽団の首席チューバ奏者であるキャロル・ヤンシュさん。 チューバ奏者はふくよかな男性が多いので、「こんなにスラッとした美人がチューバを吹くなんて!」と驚きました。 演奏する姿もすごくカッコよくて、同性でもほれぼれしちゃいます。
この大学をめざしている後輩にメッセージを!
大学2年生までは、誘われるまま演奏会に参加したり、演奏面で迷いがあっても、そのまま吹いていたりしたんです。 でもある時、受け身じゃいけないと気づいて。 3年生からは流されずにひとつひとつと真剣に向き合い、自分に必要なものを取捨選択できるようになりました。 今まで以上に時間もかかるし、悩むことも多いけれど、自分の成長につながっていると思います。 4年生では、吹奏楽の授業でインスペクターを任されることに。 リーダーシップは苦手ですが、これも経験と思ってがんばります!