名古屋芸術大学を選んだ理由は?
幼少期からピアノを始め、高校も音楽科へ進んでピアノに打ち込んできました。 名芸のオープンキャンパスで体験レッスンに参加し、マンツーマンの指導に力を入れていることや、練習室の充実ぶりに魅力を感じて、入学を決意。 条件を満たせば、パリ・エコール・ノルマル音楽院のディプロマや、中学・高校の音楽教諭免許を取得できることも決め手になりました。
いろいろ同時進行で忙しいけれど、着実にスキルアップできるし、将来の可能性が広がると思っています。
いま興味があることや、ハマッていることは?
中学や高校の頃みたいに体育もないし、電車通学だから運動不足で(笑)。 ピアノはカラダの使い方が大切で、そのためには意外と体力が必要なんです。 もともと長距離は苦手だったけれど、近所を軽くジョギングするだけでも新しい発見があって。 気づいたら10km以上走っていたことも!
将来の夢や目標はなんですか?
大学で培った実力や取得した資格を生かして、どんなかたちであっても音楽を続けていくことが目標。 名芸では、管弦楽や声楽コースの学生と演奏会をする機会があり、さまざまな楽器やアンサンブルへの理解が深まりました。 この経験を自分の強みに、クラシックがもっと身近になるような活動をしていきたい。 音楽もAI化する時代の中で、感情的な音楽の魅力を伝えていきたいと思っています。
尊敬しているアーティストはいますか?
エマール氏が演奏するドビュッシーを聴いて、フランス音楽にハマッてしまったほど衝撃を受けたピアニストです。 彼を表現するなら、音の調香師。 「音の香りがする」と感じたのは初めての体験でした。
この大学をめざしている後輩にメッセージを!
自分の専攻分野だけに焦点を絞るのではなく、ジャンルの異なる分野の人と積極的に関わってみてください。 例えば僕の場合、管弦楽や声楽、吹奏楽の人たちと組むことで、ソロで演奏する時とは違う表現方法や価値観を学ぶことができました。 それを自分の音楽観に取り入れることで、広い視野で音楽と向き合えるようになったと感じています。