名古屋芸術大学を選んだ理由は?
姉が名芸の卒業生なんです。 私自身も子どもの頃から絵を描くことが好きで、姉が楽しそうに名芸に通っている姿を見て、おのずと自分も名芸に行きたいと思うように。 得意のイラストだけでなく、芸術やデザインも専門的に学んでみたいという気持ちもありました。
最近では、自分で描いたイラストを用いて、デザインや映像を制作する技術を勉強中。 いろいろな媒体で、自分の想いを込めたイラストをアウトプットしたいと思っています。
いま興味があることや、ハマッていることは?
映画は色彩に特徴がある作品を探して、演出や照明に着目して鑑賞します。 イラスト制作の参考になることも多いんです。 美術館めぐりは絵画から民芸品まで、ジャンル問わずいろいろな展示へ足を運びます。 最近では、東京都美術館で見たデンマークの画家、ヴィルヘルム・ハマスホイの穏やかで静かな空気感に胸を打たれました。
将来の夢や目標はなんですか?
イラストを生かせる会社で経験を積んで、いずれはフリーランスのイラストレーターとして活動できたらと考えています。 そのために、在学中は絵と向き合う時間を大切にしたい。 私は色使いが自分の強みだと思っているので、自分らしい色彩表現をもっと探求して、どんどん発信していきたいです。
尊敬しているアーティストはいますか?
モネやホアキン・ソローリャなど、美しい色彩で光のある風景を描く印象派の画家たちに影響を受けました。 私自身も、パステルカラーを使った目に心地よい色使いを意識しています。 「色使いが好き」と褒めてもらえるとうれしい!
この大学をめざしている後輩にメッセージを!
私は入学当時から、図書館に通い詰めて本を読んだり、美術館でいろいろな作品を見たり、自分なりに知識を蓄えてきました。 その努力が、表現力を養うのにつながったと思っています。
3年生の時、「東京装画賞」というコンペに応募した作品が、学生部門の金賞を受賞したんです。 今まで築き上げてきたものが成果として認められ、すごくうれしかった。 ともに支え合う仲間から刺激を受け、毎日楽しく過ごせる環境もとてもありがたいです。