名古屋芸術大学を選んだ理由は?
高校3年の時に始めたヒューマンビートボックス。 口から出る音をサンプリング(録音)してエフェクトをかけ、ベースやドラム、コーラスなどの音をすべて1人で再現する技法のことです。 音楽の知識がないまま独学で始めたので、きちんと基礎から学びたくて。
現在はサウンドメディア・コンポジションコースで、作曲やレコーディングを勉強しています。 ビートボックスはパフォーマンスが注目されがちですが、それだけでは世界に通用しません。 専門的な知識と技術を身につけて、プロとして活動していきたいと思っています。
いま興味があることや、ハマッていることは?
自分が手がけるのはビートボックスやEDMの楽曲がメインですが、バンド系の音楽からオーケストラまで、なんでも聴きます。 作曲の幅を広げるために、インプットは欠かせないからです。 気になった音やメロディはメモして、楽曲制作のためにストックしています。
将来の夢や目標はなんですか?
2年生の夏、渋谷で開催された「Loop Station Beatbox Battle × DJ Battle」という大会で優勝。 サンプリングマシンを駆使して演奏するLoop Station部門で日本一になりました。
でも、同じ年に挑んだアジア大会では惜しくもベスト4に終わったので、3年生では優勝したい。 そしていつかは、世界大会で優勝するのが夢です。
尊敬しているアーティストはいますか?
ビートボックス界で天才と言われていて、世界大会で2年連続優勝を果たしたすごい人。 サンプラーやギターなどの楽器を織り交ぜて作る曲が、めちゃめちゃカッコいいんです! 僕的には「ビートボックスの完成形はコレだ」と思っています。
この大学をめざしている後輩にメッセージを!
僕は楽譜も読めないし、和音も知らない知識ゼロの状態で、音楽総合コースに入りました。 1年生の時はイチからしっかり教えてもらえるので、必死に勉強して、自主練をがんばって、なんとか形になってきたなと思っています。 今ではベースも弾けるようになり、楽曲制作の幅が広がりました。
学外では「Hoguma」という名前で音楽活動をしているのですが、先生たちに相談すると、自分では考えつかないようなアドバイスをくれるんです。 ゼロから始める人でも、安心して学べる環境だと思います。