描けば描くほど

奥深く、好きになる。

個展を開いて決めた

日本画で

食べていく覚悟。

全身写真
PEOPLE111
棚次 寛HIROSHI TANATSUGU
芸術学部 芸術学科
美術領域
日本画コース

岐阜県出身
Q

名古屋芸術大学を選んだ理由は?

高校の美術部の先生が背中を押してくれました。

小さい頃から絵を描くことが好きで、高校進学の時も美術科やデザイン科を検討しましたが、普通科に進学して高校3年間は野球に打ち込みました。でもやっぱり絵を描くことが好きで、美術部に遊びに行ったりしていました。美術部の顧問の先生が「美大に行ってみたら?」と背中を押してくれたことがきっかけです。ちゃんと絵を学んでいなくても、美大を目指してもいいんだ!と衝撃でしたね。親に美大進学の希望を伝えるときは緊張しましたが、「やりたいことが見つかってよかったね」と僕が選んだ進路を応援してくれました。

インタビュー写真
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Q

尊敬しているアーティストはいますか?

日本画の巨匠、竹内栖鳳さん。生気を感じる動物の絵が秀逸なんです。

紙に描かれた動物なのに、息遣いや臭いまで感じられそうな描写が圧巻です。絵を見た瞬間に魅了されるというか、声が出ない感覚になる日本画ってすごくないですか?僕も動物をモチーフにすることがあり、その凄さを実感します。動く生き物であり生体構造も複雑な動物を、生き生きと描けるようになりたいです。

Q

将来の夢や目標はなんですか?

40代くらいまでには、絵を描いて生活できるようになりたい。

SNSで画廊の方と知り合い「個展をやってみない?」と誘われて、初めての個展を開きました。初めてのことだらけで梱包、搬入などとても大変でしたが、勉強になりました。そして初めて自分の作品が売れたんです。嬉しさと同時に「もっといいものを描かないと」と思いました。大学を卒業して社会人になっても絵を描き続け、精力的に個展を開きたいです。そして40代くらいまでには絵で食べていけるようになりたいです。

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Q

この大学をめざしている後輩にメッセージを!

やるもらやぬも自分次第。目標を持って行動すれば、成長できる学校です。

入学してからのイメージをしっかり持ってほしいです。良くも悪くも自由な学校なので、怠ければ落ちていくし、挑戦すればどんどん成長できます。先生方の指導力も大きく、生徒の頑張りをしっかり見守ってくれて、フィードバックをくれます。時には辛辣な意見を頂くこともあるけど、それは伸びしろ。僕が上手くなりたい一心で根気強く絵を描けているのも、先生方の存在が大きいです。