プロの機材を使い

実践を重ねて

感覚を掴んでいく。

学びのすべてが

夢につながっている。

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PEOPLE100
田中 佑YU TANAKA
芸術学部 芸術学科
音楽領域
サウンドメディア・コンポジションコース

岐阜県出身
Q

名古屋芸術大学を選んだ理由は?

「録音の勉強をするなら名古屋芸術大」という恩師の言葉がきっかけ。

小学校でパーカッション、中学では吹奏楽、高校からバンド活動を始め、将来は音楽に携わる仕事がしたいと思うようになりました。高校の音楽教員に相談したり、裏方について調べたりする中で、一番おもしろそうだと感じたのが、アーティストと一緒に楽曲をつくり上げていく録音の仕事です。
「録音の勉強がしたいなら名古屋芸大の長江先生がいい」とすすめられ、オープンキャンパスに参加。実際にレコーディングスタジオでミキサーを触り、ブースにマイクを立て、楽器を演奏して録音する授業のような形式で、入学後のイメージがしやすかったです。プロと同じ機材を使い、音楽制作、レコーディング、音響など、さまざまなことを学べる環境が魅力的でした。

インタビュー写真
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Q

いま興味があることやハマっていることは?

ベースを弾くこと。コーヒーやウイスキーにもハマり中!

大学でベースのレッスンを受け、空き時間も弾いています。大学の仲間とバンドを組んだので、今後はライブ活動もしていきたいです。録音について勉強したことで、用途や場に合わせた音作りを意識するようになりました。効果のかけ方など、求めている音を表現するにはどうすればいいかがわかるように。奏者としても、レコーディングする側の人としても成長を感じています。
コーヒーについては、カフェのアルバイトを通して勉強するうち、ただ苦かっただけのものが、いろいろな味があることに気づきました。豆の挽き具合を変えてみたり、自分の好きな淹れ方を見つけたりするのが楽しいです。ウイスキーもコーヒーと似ているところがあると感じ、そこからハマっています。

Q

所属コースで、特に力を入れていることは?

もちろん録音!実践を重ねて感覚を掴んでいます。

レコーディングの職人になるには、マイクの大まかなつくりを理解しておくことが大切です。録音の授業は、マイクの扱い方、ミキサーの使い方、エフェクトにはどんな効果があるのかといった基礎からスタート。実際に演奏を録音し、自分なりにアレンジを加えて提出する課題も。ボーカルの音量だけでも雰囲気が変わったり、音色を加工するイコライジングでほしい周波数を強くしたりしますが、失敗すると音が「モコモコ」とした曇った感じになるため、実践を重ねて感覚を掴んでいます。
今は、メロディラインのベースと、打ち込みのドラムとキーボード、ベースを演奏する時に出るノイズも使った実験的な曲を制作。自分でベースを演奏してマイクで録音し、ノイズは音楽編集ソフトから録るなど、これまでの学びをすべて盛り込んだ作品に。ベース愛がより深まり、録音のおもしろさも再認識できました。

Q

将来の夢や目標はなんですか?

まずは放送関係の企業へ。コーヒーを勉強し、いつかお店も開きたい。

サウンドメディア・コンポジションコースの有志が裏方を務める弦管打コースやウインドアカデミーコースの公演に1年次から参加。現場を通してライブ配信の技術などを積極的に吸収してきました。問題が発生した時、みんなで考えて素早く解決するなど、協力しながらつくり上げていくことに魅力を感じました。生中継などがある放送関係なら、ライブ配信の現場を重ねてきた経験を生かせると思っています。
街に役立つことがしたいという夢もあり、リタイア後は地元の岐阜に戻ってコーヒーのお店を開き、地域の交流拠点などにしたいです。

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Q

この大学をめざしている後輩にメッセージを!

音楽を本気で志すなら、おすすめできる学校です!

入学して思ったのは、想像していたよりも忙しいということ。サウンドメディア・コンポジションコースは作曲などもするため、授業外でもずっとパソコンを触って作業をしている時も。どの学生も将来のために努力しています。
学内には、パソコンを備えた演習室など、空き時間に作業ができるスペースがあり、録音する時はスタジオを借りることも可能です。設備は東海エリア屈指だと思います。先生もすごい方ばかりなので、吸収できることがたくさんあります。
音楽は競争の世界なので、中途半端な気持ちでは乗り切れません。本気で何かやりたいなら、名古屋芸術大学はおすすめです。