「縁の下の力持ち」こそ

チューバの魅力。

師匠のもとで

魂を揺さぶる演奏を学び、

ずっと音楽を続けていきたい。

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PEOPLE103
水野 はるかHARUKA MIZUNO
芸術学部 芸術学科
音楽領域
弦管打コース

愛知県出身
Q

名古屋芸術大学を選んだ理由は?

柏田良典先生のもとでテューバを学びたいと思いました。

中学校の吹奏楽部でテューバに出会いました。大きくて移動も大変であまり人気がない楽器。ですが、演奏をしていくうちに主旋律を支え主役を引き立たせる役割が自分にとても合っていると思いました。吹奏楽の強豪高校に進学して3年間柏田先生に師事し、体の構造や筋肉の動かし方など基礎をしっかり教えていただいて、技術がいる演奏も習得が早くなりました。大学でも柏田先生から学びたいと思い、先生が指導されている名古屋芸術大学に入学しました。

インタビュー写真
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Q

所属コースで一番力を入れていることは?

週に一度の個人レッスンで、個人の技術を高めること。

前回のレッスンで指導されたことは同じ注意を受けないよう気をつけています。楽譜を読み込んで、できる限り楽譜に書いてあることは頭に入れてレッスンに臨みます。自分は少し雑なところがあるので、先生がすごく丁寧に教えてくださる分、せめて楽譜に書いてあることだけは忠実にできるようにしてからレッスンを受けて、技術を高められるようにしています。

Q

尊敬している人はいますか?

テノール歌手の福井敬さん。初めて音楽を聴いて涙が流れました。

師匠の柏田先生の名古屋公演で、声楽家をソリストに招いた演奏会に行きました。
その演奏会で福井敬さんはトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」を歌われました。
その透き通った歌声の魅力に圧倒されて、初めて音楽を聴いて涙を流しました。隣の人も泣いていて、やっぱり心に響く歌声だったんだと思います。楽器演奏も同じで、奏でる音が魂を揺さぶる演奏を目指しています。

Q

将来の夢や目標はなんですか?

音楽で生きていきたい。どんな形でも演奏を続けたい。

音楽一本で行けたらいいなと思っていますが、厳しい世界であることもわかっています。金管五重奏などのグループもあり、活動をするなかでお仕事につながったらいいなと思っています。来年、外部演奏に出演が決まっています。周りはプロの演奏家の方ばかりで、自分が一番吹けないこともわかっていますが、周りから学べることは吸収し尽くしたいです。別の仕事で働きながらでも、どんな形でも演奏は続けていきたいですね。

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Q

この大学をめざしている後輩にメッセージを!

自分の学びはもちろん、専門外分野の聴講もできて知見が広がります。

ここまでたくさんのコースがあるのは名古屋芸術大学の魅力です。学びたいものを複数選択できるコースもあります。自分の専門分野でなくても、聴講という形で他のコースに参加できる機会もあります。迷っている、選べない、そう思っている人にこそいい大学だと思います。新たな出会いが将来を具体化するきっかけになるかもしれません。