楽しくて夢中で弾いた幼少期。

苦しい思いをしても、

立ち返る場所はピアノの前。

大好きな音楽の素晴らしさを

いつかは伝える側になりたい。

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PEOPLE113
石橋 理桜RIO ISHIBASHI
芸術学部 芸術学科
音楽領域
プロフェッショナルアーティストコース

愛知県出身
Q

名古屋芸術大学を選んだ理由は?

伊藤美江先生や中沖玲子先生から学びたい!と、突き進んでいたらこの場所に来たという感じです。

幼少期からずっとピアノを弾いています。音楽科の高校に進学する頃には「これしかない!」と熱中していました。高校時代に師事していた伊藤美江先生や中沖玲子先生は、海外でも学ばれた素晴らしい人で、名芸でも指導されていました。この先生からまだまだ学びたいことがたくさんあり、伊藤先生を追いかけて名古屋芸術大学に入学しました。

インタビュー写真
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Q

所属コースで一番力を入れていることは?

週2回、45分の個人レッスンにしっかり準備して臨んでいます。

毎週2人の客員教授から45分ずつ個人レッスンを受けています。限られた時間のなかでできるだけたくさんのことを吸収できるように、しっかりと準備するよう心がけています。レッスンや授業がない完全オフの日も、自宅で6〜8時間は練習しています。

Q

今、ハマッていることや趣味は?

美術館でその時代に思いを馳せながら鑑賞し、音楽に昇華させること。

本を読んだり美術館に行くことです。美術と音楽は繋がっていて、例えばバッハの音楽はバロック時代の美術や文化の影響を色濃く受けています。明暗のコントラストが強烈に描かれている絵を見て、ピアノでも大胆に表現するなど試みました。絵画から雰囲気を感じたり想像を巡らすことで、演奏にも深みが出ると思います。あとは愛犬と散歩したり一緒に寝たりして、リラックスするのも大切な時間です。

Q

尊敬している人はいますか?

ピアニストで作曲家、指導者としても名高いシーモア・バーンスタインさん。

伊藤先生から勧められたドキュメンタリー映画で、シーモア・バーンスタインさんを知りました。癖がなく嘘のない表現というか、真実を演奏しているようで心に沁みます。音楽に対する考え方や表現方法、奏でる音など、すべてに影響を受けています。

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Q

将来の夢や目標はなんですか?

演奏活動をしながら、音楽を教えることも両立して生きていきたい。

音楽を奏でる喜びを忘れないで学び続けられるのは、幼少期から素晴らしい指導者に恵まれたおかげです。評価に晒されて苦しい思いをしても、立ち返る場所は楽しい気持ちで弾いていたあの頃。将来はどんな形でも演奏活動をして音楽の素晴らしさを伝え、子どもたちにも教えていきたいです。

Q

この大学をめざしている後輩にメッセージを!

好きなことを思い切りできる学校です。いろんな人から刺激をもらえます。

やろうと思えばコンサートでも何でもできます。その機会がいくらでも作れるし、環境も整っています。録音を勉強している友達に演奏を録ってもらったり、研究に使うアンケートを頼まれたり、違う分野で学ぶ友達からもいい刺激をもらっています。知識がなかった世界を知れることも魅力です。