子ども同士で

話し合い、

答えを導き出す。

幼児期では見られない

光景が新鮮でした。

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PEOPLE095
佐藤 佑亮YUSUKE SATO
人間発達学部 子ども発達学科

愛知県公立小学校
小学校教諭

愛知県出身
Q

これまでの経歴と、現在の仕事内容を教えてください。

地域活動で芽生えた小学校教員の夢を叶え、さまざまな学年のクラス担任に。

出身地である愛知県の公立小学校で、1年目はクラスを持たない非常勤講師に。主に算数の学習サポートをしていました。2年目から小学校が変わり、4年目の現在まで、2年生、3年生、5年生とさまざまな学年の担任をしています。

大学に入った当初は、保育士になりたかったんです。1年次に近隣の小学校で2週間に渡って行う地域活動の実習を経験し、志望が変わりました。

高校時代に保育園でボランティアをしていましたが、小学校では、子ども同士で話し合う事などが保育園では見られない光景で、私にとってはとても新鮮な体験でした。

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Q

名芸を選んだ理由は何でしたか?

乳児から幼児、学童期まで3つの領域を学べることに魅力を感じて。

保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の3つの資格を取得できる学科があったからです。最初は保育士を志望していましたが、自分が関わる年齢に限らず、乳児から幼児、小学校の学童期まで、子どもの発達段階を広く知ることができるのは、大きな力になると思いました。ゼミの先生が、以前に小学校の校長を務めるなど、長年に渡って子どもの教育現場を見てきた先生たちから学べる環境も魅力でした。

※2022年4月からスタートした教育学部では、「幼稚園教諭・保育士」または「幼稚園教諭・小学校教諭」といった組合せが可能となり、3つの免許の同時取得は推奨しておりません。

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Q

最も役に立った大学時代の経験や学びは?

実習やボランティアで体験を通して学べたこと。ゼミの先生との関係性も自慢。

3年次に小学校で教育実習を行い、その後もボランティアとして、週1〜2回ペースで卒業まで通い続けました。特別支援学級や1年生など、いろいろなクラスに入り、子どもたちと向き合いながら体感したことは、座学では得られない貴重な経験でした。進路を変えるきっかけになった1年次の地域活動をはじめ、体験を通して学べる機会が多く、楽しみながら取り組めました。

私が所属していたゼミの溝口先生は、もともと校長先生だった方。実習やボランティア先で何かあれば相談したり、教員採用試験で大切なことを教えていただいたり。社会に出て1年目は非常勤だったので、早く帰れる日は大学へ行って先生に近況報告をすることも。卒業後も気軽に話せる環境は、私の中でとても大事だと感じています。

Q

いま興味があることや、ハマっていることは?

社会人になってから始めたキャンプの話は、子どもたちにも好評です。

趣味はゲーム、キャンプ、冬はスノーボードなど。キャンプにハマったのは社会人1年目のときで、ソロキャンプだったり、大学時代の仲間と行ったりもします。キャンプへ行って、どんなことをしたかなどを話すと、子どもたちが食いついてくれるので、コミュニケーションの一環として、教室でプライベートなこともよく話しています。

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Q

この大学を目指している後輩にメッセージを!

身近に音楽と芸術があり、刺激を受けながら学べておもしろい。

学部を問わず、音楽と図工が1年次の必修科目なのは、名古屋芸術大学ならではだと思います。グループで絵を描いたり、演奏したり。大きな画用紙を使って、みんなで小学校の教材をつくることもあり、とても楽しかったです。チームワークも学べました。
乳児、幼児、小学校の3つの領域を学べる学部があるのも魅力。多くの大学では、小学校と幼保の学部がわかれているので、大きな利点になると思います。
芸大祭で音楽学部の発表会を鑑賞したり、西キャンパスではさまざまなアートに触れたり。自分たちの視点とは違うものが多く、おもしろかったです。楽しみながら学べると思います。