金属工芸の

技術はもちろん

思考力も培い、

今後の発展に

貢献できる力を。


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PEOPLE072
川中 冴恵SAE KAWANAKA
芸術学部 芸術学科
デザイン領域
メタル&ジュエリーデザインコース

東京都出身
Q

名古屋芸術大学を選んだ理由は?

充実した金工設備に惹かれて。領域外の工房も使えるのは珍しい!

もともと絵を描くことが好き。伝統工芸にも興味があり、高校で金属工芸を学んでいました。その分野を引き続き学びたいと思い、金工の設備が整った大学を探していたときに出合ったのが名古屋芸術大学です。

すでにオープンキャンパスは終わっていたため、個別で見学を申し込み、対応していただきました。あらゆる技法ができる金工の設備のほかにも惹かれたのは、入学時に専門分野を決めず、「デザイン・ファンデーション」でいろいろな分野のデザインを学べること。学内には木工、ガラス、セラミックなど多種多様な工房があり、領域外の工房も使えるのはいいなと思いました。

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Q

どんなことに力を入れて学んでいますか?

コンセプトを大切に、作品ごとに高い難易度にも挑戦。

デザインを考える段階に一番、力を入れています。金工はモチーフの再現度や手数の多さ、そのクオリティが主な評価基準だと感じていますが、私はコンセプトも大事にしたいです。
課題の内容から、コンセプトにつながる新しい視点を探したり、それを形にして具現化したり。自分の実力でできる範囲より少し高い難易度に挑戦し、技術や思考力を培いたいと思っています。デザインの段階で、そのラインを見極めるのが難しくもあり、楽しいです。

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Q

注目しているアーティストはいますか?

金属工芸作家の永井佳奈子さん。作風に惹かれます!

永井佳奈子さんがつくっている作品は、主に金属を金槌で叩いて形を変えていく鍛金。身近なものをモチーフに、金属工芸らしさと、らしくない部分の両方を兼ね備えているところに惹かれます。

同じ高校出身で、日本だけでなく中国などでも個展を開催していて、今の私には雲の上の存在ですが大きな刺激を受けています。

Q

将来の夢や目標はなんですか?

金属工芸の今後の展開のため、自分ができることを。

3年次の後期に産学連携で、有線七宝の職人さんから直接、教えていただく機会があり、自主制作でも作品をつくるようになりました。有線七宝は、銀線で色の境目を区切り、そこにガラスの粉をのせて焼く技法で、あま市の伝統工芸です。
どの技法を極めたいか、就職したいジャンルなど、まだひとつに絞り切れずに迷っています。ただ、伝統工芸の中でも、いま学んでいる金属工芸の今後の展開がとても気になっているため、自分に何かできないかと考えている最中です。

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Q

この大学をめざしている後輩にメッセージを!

積極的に行動すれば、その分たくさんのものが得られる!

名古屋芸術大学の魅力は、充実した設備をコースの垣根を越えて利用できるところです。積極的に行動するほど、多くのものが得られます。

学年が上がると、課題で忙しくなったり、就職活動が始まったりするので、1・2年次のうちにやっておきたかったと思うことも。不安や遠慮よりも興味を優先し、ぜひいろいろなことに挑戦してみてください!