名古屋芸術大学を選んだ理由は?
高校で音楽科に進学して、ピアノの上手な人がこんなにもいるのかと、挫折にも近い思いを経験しました。そんなとき、ご縁で指導を受けられることになったのが、名古屋芸術大学の教授、中沖玲子先生でした。私の強みも弱みも理解し、引っ張って波に乗せてくださる、すばらしい指導でした。大学でも先生に師事したいと、名古屋芸術大学を選びました。パリ・エコールノルマル音楽院ディプロマ取得制度や、演奏会の多さも魅力でした。
いま興味があることや、ハマッていることは?
週末は7~8時間、平日も時間の許す限りピアノを弾いている毎日なので、空き時間は貴重。SNSなどで片っ端からおいしい物を探して食べに行きます。特にお肉が好きですね。演奏会やコンクールなどの本番前は、お肉を食べて体力をつけています。私は体が小さい上に、体全体を使った体育会系の弾き方をするので、夢中で弾き続けると体力の消耗も激しいんです。お肉を食べると心も体も満たされます!
将来の夢や目標はなんですか?
小学生の頃、数年間ベルギーに住んでいたことがありますが、日本より音楽が身近にありました。毎日どこかしらでオペラの公演があったり、クラシック音楽を聴く機会が多かったり。一度はヨーロッパに留学をしたいと思っています。2022年岐阜国際音楽祭のピアノ大学生部門では1位入賞し、とてもうれしかったのですが、今後は国際的なコンクールにも挑戦してスキルを上げて、将来は、人の心を動かせる演奏家となり、ピアノは一生弾き続けたいです。
尊敬しているアーティストはいますか?
昨年の「第17回ショパン国際ピアノコンクール」で初めて小林さんの演奏を見て衝撃を受けました。身体は小柄ですが、それを感じさせない力強さと、1音1音を大切にするピアノに圧倒されました。今年は4位に入賞されたのですが、あの緊張感の中、繊細かつ魂のこもった音を奏でられる姿に感動しました。彼女の音楽が大好きです。
この大学をめざしている後輩にメッセージを!
名古屋芸術大学は、私のように目指すところがある人にはもちろん、まだ将来について決めていない人にとっても、良い学校だと思います。音楽総合コースは、コースをまたいで興味のある科目を選び、実技科目も複数同時に選ぶことができると知って驚きました。将来への選択肢が広がりますよね。私自身、いろいろなコースの友だちが増えて、刺激的で充実した大学生活を送っていますよ。