どんなことに力を入れて学んでいますか?
入学当初は、人前に立つことも表現することも苦手でしたが、ナレーション、アフレコ実習、歌、ダンス、演技レッスンなど多彩な学びの中で、自然と自分をさらけ出せるように。2年次修了公演で朗読劇の主役を務めたことも転機になりました。自分とは真逆の声が低くて男らしい役で苦労しましたが、最終的には褒めていただき、うれしかったです。
自分が思う以上にできたり、苦手と感じるものを克服したり。それらを実感したときが一番、楽しいです。
将来の夢は目標はなんですか?
自分が落ち込んだとき、アニメを見て元気をもらうことがよくありました。声で人を笑顔にしたり、元気にしたり、感動を伝えられるってすごいこと。そのひとつの道として声優という職業がありますが、枠にとらわれず、歌ったり、舞台で表現したり。様々な可能性に挑戦したいです。
尊敬しているアーティストはいますか?
かっこいいキャラクターはもちろん、可愛いキャラクターまで演じてしまう声優の石田彰さんを尊敬しています。「美少女戦士セーラームーン」にフィッシュ・アイというキャラクターが登場するのですが、はじめてその声を聞いたときは女性の声優さんと思ったほど素敵な声で驚きました。さらに愛知県出身と知り、親近感を抱いています。
私自身、声が高めなので性別を超えて演じている方を見ると、尊敬すると同時に自分もできるかもしれないと可能性を感じます!
この大学を目指している後輩にメッセージを!
発声や滑舌など声優の基礎だけでなく、歌、殺陣、芝居の授業もあり、様々な観点から自分を知れます。何が好きなのか、何をしたいのか、何が足りないのか、そのためにはどうすればいいのか……。自分について深く分析でき、新たな物事に挑戦できる環境です。
有名な詩の一説に「みんな違って みんないい」というフレーズがありますが、名古屋芸術大学は、ひとりとして同じ人間がいないとことを実感できる場所だと思います!