日常の面白さや

目に見えるものの

バックボーンを

大切にしながら

挑戦を続けたい。


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PEOPLE067
宮田 美空MIKU MIYATA
芸術学部 芸術学科
デザイン領域
ライフスタイルデザインコース

愛知県出身
Q

名古屋芸術大学を選んだ理由は?

家から一番近い、デザインの勉強ができる学校を選んだつもりでした。

高校では美術部に在籍するなど、絵が好きでした。中でもグラフィックデザインに興味があって、それを学べる大学の中から、自宅から通いやすいという理由で名古屋芸術大学を選びました。ですが、ここでの学びを通して、私が思っていたのはただのビジュアルで、本当の意味でのグラフィックデザインではなかったことが分かったのです。今は、時間をかけてリサーチしたりバックボーンを理解したりという、デザインが生まれるまでの過程を重視しています。

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Q

いま興味があることや、ハマッていることは?

昔から読書が好き。「ながら読書」ができるオーディオブックに興味深々。

もともと本を読むのが好きで、特にミステリー小説などをよく選んでいました。最近では、学校で行うグループワークのまとめ役になることが増えてきて、どうしたらメンバーが率直な意見を出せるかと悩み、ビジネス書も読むようになっています。大きくて重い書籍を持ち歩くのは大変だし、別の作業をしながら必要な情報を耳から取り入れられるオーディオブックを試してみたいと思っています。

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Q

所属コースで今一番力をいれていることはなんですか?

日常のなんでもない風景に思いを巡らすフィールドワークです。

当たり前に思える風景の面白さや尊さを人々に知ってほしいと思っています。例えば、草むらを人がかき分けてできたけもの道のようなもの。誰が、何を目的に歩いた道だろうかと思いを馳せる。夜になると明かりが灯るアパートの一室。どんな人がどんな生活を送っているのかと想像してみる。無関心に通り過ぎてしまうのではなく、その風景に必ずストーリーがあることを、もっと多くの人が楽しめるといいなと思っています。

Q

将来の夢や目標はなんですか?

マイノリティもマジョリティも自由に意見を言える社会づくりに貢献したい。

どんな人も、好きなことや夢中になっているものについて、遠慮なく口に出せる場を作りたいと思っています。LGBTQ+や障がいのある方などの社会的少数派にとって、まだまだ生きづらい世の中だと、最近特に感じるようになりました。お店として形あるものなのか、目には見えないつながりのようなものなのか、まだ具体的なビジョンにはなっていませんが、マイノリティが我慢しないでいられる場所を作れたら、と漠然と思っています。

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Q

この大学をめざしている後輩にメッセージを!

前に進めば壁にも当たる。踏ん張って学び続けましょう!

私は名古屋芸術大学に入って、いろいろなことを学んでいます。新しいことにチャレンジすると、知識や力のなさに直面してつらい思いもします。けれどそこで踏ん張って勉強し続けることが、奥行きのある制作につながると信じています。皆さんも、物事に挑む中で壁にぶち当たることがあるかもしれませんが、めげることなく前進し続けてほしいと思います。