これまでの経歴と現在の仕事内容は?
昔から映画が好きで、大学では映像学部に進学しました。映画を学ぶ中でインタラクティブアートに面白さを見出し、さらに深く学ぶために情報科学芸術大学院大学「IAMAS」に進学。子ども向けワークショップを研究しながら、デジタルファブリケーション(以下デジファブ)を使ったモノづくりもしていました。機会あって、名古屋芸術大学に新設されるデジタルファブリケーション工房(以下デジファブ工房)の技術職員となりました。
現在は、デジファブ工房を利用する学生さんのサポートと機械のメンテナンスが主な業務です。
技術員として力を入れていることは?
デジファブの分野はどんどん進化し改良されていきます。自分の知識を常に最新にして、学生さんの作品作りに貢献したいと思っています。名古屋芸術大学は、伝統技術やアナログ手法も大切にしています。最新技術と組み合わせることで新しい表現ができると思うのです。年齢も近いですし、学生さんたちと一緒に考えながら、デジファブの使い道も広げていきたいですね。
いま興味があることや、ハマッていることは?
デジタルアートを仕事にしていますが、人情味あふれるミニシアターが好きなんです。大学時代を過ごした京都にはたくさんありました。それぞれ上映作品に個性が出て興味深いし、独特の温かい雰囲気を味わいたくて、ミニシアター巡りをしたものです。自由に外出できる時世になったら、愛知のミニシアターも回ってみたいと思っています。
この大学をめざしている後輩にメッセージを!
私も赴任したばかりでわからないことが多く、キャンパスで迷子になったりもします(笑)。けれど、デジファブ工房に来る皆さんは、学校生活や物づくりを楽しんでいるように見受けられます。私は技術職員として確実にサポートしますので、デジファブを活用した作品づくりを楽しみましょう!オープンキャンパスではデジファブ体験もできますよ。