名古屋芸術大学を選んだ理由は?
名古屋芸術大学を初めて知ったのは中学生の時。幼少期からピアノやエレクトーン、ミュージカル、それに詩吟も習っていたので、何を学べるのか気になり中学時代にオープンキャンパスに参加しました。その後、自分が表舞台に立つことはやり切ったという思いがあり、裏方の作業に興味が移行。そこで再び高校3年時にオープンキャンパスに参加しました。
その時はサウンドメディアを体験しながら先生の話を聞けて、録音だけでなく作曲など多方面にわたって学べると知りました。心強かったのは、「未経験でも大丈夫」という先生の言葉。先輩にも未経験者が多くいると教えていただき、「自分も道が拓けるかもしれない」と前向きに考えられて入学しました。
いま興味があることや、ハマッていることは?
作曲の授業で耳コピをしているうちに、曲の楽器構成やベースラインの動きに注意が向くようになりました。同じ楽器を使用していても曲調によって音色が違っていたり、これまで何気なく聴いていた曲も作曲目線で聴くようになったりして、より理解が深まりました。今は音楽を聴く時間がすごく楽しいです。
また、録音の授業にも注力しています。楽器に合ったマイクを選んだり、マイクを立てる位置は音の響きに合わせて変えてみたり。それと「Pro Tools」という音楽編集ソフトを使った音源の編集作業にもハマッています。
将来の夢や目標はなんですか?
最近、音楽を聴く手段はサブスクが主流ですけど、私は今もCD派。カタチあるものが好きなんです。好きなアーティストの作品はジャケットも欲しいし、DVDが付くなど特典があるのも魅力の一つ。私もCD制作に携わって、そんな風にカタチあるものの面白さを届けていきたいと思っています。
それにカメラも大好き。ミュージックビデオの撮影をしたり、映像を編集したり、映像制作を通して音楽に関わっていくことも目標です。
尊敬しているアーティストはいますか?
「AAA」と「モーニング娘。」です。「AAA」は照明や音の響き、曲のアレンジなど、ファンを楽しませるライブ演出がとても参考になります。特にメンバーの西島隆弘さんはエンターテイメント空間をつくるのが本当に上手だと感じます。「モーニング娘。」の楽曲は、取り立てて特徴がない普通の曲調に聴こえるのですが、歌が入ると一気に雰囲気が変わる。ダンスも含めて、真似できない独自の世界観をつくっているところがすごいと思います。
あとは「Snow Man」のミュージックビデオもお気に入り。それぞれの曲が一つにつながる構成など、そのようなアイデアは自分の映像制作にも取り入れていきたいと思っています。
この大学をめざしている後輩にメッセージを!
名古屋芸術大学は、一人ひとりの意欲が高く、本当に音楽を好きな仲間が集まる大学です。別コースの学生と関わる機会も多く、自分と異なる個性の友人とつながりながら、様々な新しい刺激を受けられます。
ただ、そのためには学内連携プロジェクトなど、自主参加のイベントに自分から進んで関わっていくことが大切。楽器のことでも録音のことでも、少しでも興味関心を抱いたら、積極的に参加して自分の可能性を広げてください!