名古屋芸術大学を選んだ理由は?
小学1年生からダンスを始めて、高校生の時もダンス部で踊っていました。やがて構成や振り付けにも関わるようになり、舞台監督や照明の方との交流が増え、踊るだけではなく舞台そのものをつくり上げていく過程にも興味を持つようになったんです。
ゆくゆくは、ダンスを含めた舞台表現のすべてを自分でプロデュースして、観客が「ワクワク」する舞台を手掛けられるようになりたい。そのために必要な知識や経験を手に入れたいと思い、名古屋芸術大学に進学しました。
いま興味があることや、ハマッていることは?
踊ることはもちろんですが、誰かのダンスを見たり、構成や振り付けを考えたりすることにも興味があります。大切にしているのは、自分の感性や世界観を振り付け・構成・見せ方などを通して表現すること。3年生になってから、演出や舞台照明の使い方を学ぶ機会も増えているので、そういった学内での学びが自身の作品づくりにも活かされています。
あと、高校生の頃から尾張旭市(愛知県)のダンススタジオなどでアシスタントをさせていただいているのですが、大学に入ってからはレッスン数がかなり増えました。大人に教えたり、子どもたちに指導したり。そういったダンスを教える立場にも面白みを感じているところです。
所属しているコースで、一番力を入れていることは?
学内で開催される数多くの公演にスタッフとして参加できることがとても嬉しいです。ダンスパフォーマンスコースの修了公演では舞台監督を、ミュージカルコースのライブストリーミング公演では照明スタッフを任せていただけました。実際の現場でたくさんの経験を積めていると実感しています。
こういった公演では、自分のアイデアを試せる場になるのも魅力。きっと卒業して仕事となったら、思い通りに自由にはできないと思います。そういう意味でも、大学は自分がやってみたいことをできる場所。学生の間に思いついた発想をどんどん実践して自分の経験値にしていきたいです。
将来の夢や目標はなんですか?
将来の夢は、自分が感じる「今」や「日常」をダンス作品で表現していくこと。もちろん、ダンスを見た人がどのように感じるかは自由。でも、作品を手掛ける上では広い視野を持って自分なりの視点をあてていきたい。日頃から「いいな」と思える感動を探して、ちょっとした印象的なワンシーンを写真に収めたりもしています。いずれはそういった自分の感性を強みに、上手く表現に活かしていきたいと考えています。
そして当面の目標は、3年生の修了公演。最近は感染防止で不自由な場面も多いですが、「ダンス」と「現在」をかけ合わせて表現し、窮屈な中にも自由を感じられるというメッセージになれば。ちょうど、そんなことを考えているところです。
この大学をめざしている後輩にメッセージを!
高校生までは敷かれたレールの上を歩けばよかったのですが、大学入学後は「卒業後に何をしたいか?」という自分の夢を見つける必要がありました。その点でも私が所属するコースは、4学年を通してひとつの公演をつくり上げ、部活のような空気感があって先輩との関わりも深いところが魅力。先生も含めて、相談できる人が周りたくさんいて、とても心強いです。
大学生活を楽しくするのも、楽しくないと感じてしまうのも、結局は自分自身。大学は学んだり、試行錯誤したり、成長できて、思い出をつくれる場所です。積極的に挑戦する姿勢を大切にしながら、自分の道を見つけてください!