「子どもたちが、

苦労に勝る喜びを

教えてくれる」。

ゼミの先生の言葉を、

現場で実感する日々。

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PEOPLE054
藤井 千夏CHIKA FUJII
人間発達学部 子ども発達学科
2019年度卒業

岐阜県出身
Q

これまでの経歴と、現在の仕事内容を教えてください。

小学校の先生になり、初めての学級担任を受け持って1年が経ちました。

出身地である岐阜県の小学校教諭になり、1年目は4年生の学級担任になりました。ところが、コロナ禍のため予測がつかない教師生活を迎えることになったんです。

2カ月の休校が明け、やっと分散登校が始まってからが大変!授業の遅れを取り戻したり、体育が密にならないよう工夫したり、新米教師の私も、子どもたちも試行錯誤の毎日。同期と励まし合い、先輩の先生方に相談しながら、なんとか1年目を乗り越えました。

一緒に過ごす時間が増える中で、子どもたちが笑顔を見せてくれたり、つたない授業でも「わかった!」と言ってくれるのがすごくうれしくて、原動力になっています。

学年の終わりに「来年も先生がいい」と伝えてくれた時は、頑張ってよかったと心から思いました。2年目は6年生を受け持つことになったので、さらにわかりやすい授業ができるように研究を進めているところです。

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Q

名芸を選んだ理由は?

自分に合ったカタチで、資格や免許を取得できる大学だったから。

高校生からの夢だった小学校の先生。その夢を実現させるために、自分に合ったカタチで資格や免許を取得できる大学を探した結果、めぐり合ったのが名芸でした。

最も魅力に感じたのは、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭と3つの資格を取ることができ、将来の選択肢を広げられること。そして私自身がピアノをやっていたこともあり、音楽や美術などの芸術が身近にある環境にも惹かれました。

※2022年4月からスタートした教育学部では、「幼稚園教諭・保育士」または「幼稚園教諭・小学校教諭」といった組合せが可能となり、3つの免許の同時取得は推奨しておりません。

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Q

最も役に立った大学時代の経験や学びは?

小学校の校長を務めた先生から、現場で役立つ知識を学べたこと。

私が所属していたゼミの先生は、もともと小学校の校長先生だった方。長年の経験に基づいたアドバイスや、仕事のやりがいについて聞く機会が多く、とても参考になりました。実際に小学校で使う教材を見せてもらったり、教育実習や教員採用試験の相談にのってもらったり、手厚く指導していただいたことに感謝しています。

「苦労も多いけれど、子どもたちがそれに勝る喜びを教えてくれる」。先生のこの言葉を、今まさに噛みしめながら仕事をしています。

Q

いま興味があることや、ハマッていることは?

写真を撮ること。
近々、一眼レフカメラを買う予定です。

今までは、子どもたちの普段の様子や学校行事をスマホカメラで撮っていたのですが、もっときちんと記録に残したいと思って。

もともと写真を撮ることが好きなので、オン・オフで使える一眼レフカメラを買おうと思っているところです。

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Q

この大学をめざしている後輩にメッセージを!

芸術あふれる名芸で刺激を受け、自分らしく夢を叶えてください!

名芸は、夢に向かって全力でがんばっていれば、周りの人々に必ずサポートしてもらえる環境です。私自身も、「子どもと関わることが好き」という仲間と出会い、切磋琢磨しながら一緒に学ぶことで、夢をあきらめずに叶えることができました。もし今、具体的な進路や目標が定まっていなくても、芸術あふれる名芸で刺激を受け、自分らしい道を切り拓いていけると思います。

そして、在学中は勉強とアルバイトだけでなく、ぜひボランティア活動に参加してみてください。私は障がいのある子どもたちを対象にしたリトミック教室で、4年間ボランティアを続けました。自分の好きなこと、得意なことを発見するきっかけになったし、将来の仕事に生かせる経験を積むことができたと感じています。